鋼の錬金術師(1) (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師(1) (ガンガンコミックス)

もう1年以上前になりますか。
長年連載されていた「鋼の錬金術師」がついに最終回を迎えたということで、
当時、センター試験を直前に控えた僕ら高校3年生の周りでも、一時期、ハガレンブームが巻き起こりました。

そんな中、僕はと言うと、
小学生の頃に、友達の家で中途半端に10巻までしか読んでいなかった為に、
ブームに乗る事もできず、皆の話に付いていくこともできず、
ただただ大学生になったら全巻読破してやろうという思いを秘めることしかできませんでした。

そうして、大学受験を経て、無事に大学生になった僕ですが、
なかなかハガレンを読む機会は得られずに、気づけば大学生としての1年が終わり、
先日になって、ようやくハガレンを読破することができたのです。

ネットカフェで一気に読んだため、多少、読み方が雑になってしまったかもしれません。
もしかしたら作品の細かい魅力を見逃してしまっているかもしれません。

そのうえで、正直な感想を言わせて貰うとすれば、ハガレンは最高の作品でした。

哲学とか科学とか宗教とか民族問題とか色んな要素を多分に取り込んでるのに、それら全てが見事に調和していて、
戦闘描写では、誰が死ぬのかハラハラさせられて、読者の緊張の糸を切らさない見せ方してるし、
何より、どのキャラクターも魅力的でいて、もうなんか完璧としか言えない作品でした。すげぇ。

一番、好きだったキャラはホークアイ中尉。
クールで聡明な彼女にキュンキュンしてしまった読者は多いのではないかと。
でも最終巻のウィンリィも凄く素敵ですよね。

今まで、好きな漫画を聞かれたら、HUNTER×HUNTERと答えていた僕ですが、
これからはそれにハガレンも加わることになりそうです。
(ハンターは来週から再び休載期間に入るようですね。ああ、再び富樫の生殺しが始まりました。)